取扱製品/Product
環境関連
VOC排出規制について
VOC発生の現状
- VOCの発生源は、自動車・飛行機などの移動発生源、工場・ビルのボイラー・焼却炉などの燃焼系固定発生源、工場での生産工程や塗装などの蒸発系固定発生源に分類されます。
- その内、固定発生源が約9割を占めており、内訳としては屋外塗装、工場塗装、印刷、クリーニング、給油、金属表面処理(めっきの前処理)などからVOCが多く排出されています。
VOC排出量の削減目標
- 「法規制」と「自主的取組」の双方を適切に組み合わせて、2010年度までに、固定発生源からのVOC排出量を2000年度比30%以上削減することを目標としています。
- 2010年度の目標達成状況を受け、法規制・自主的取組のあり方を検討することになっています。目標が達成されない場合、法規制の強化はもちろん、費用対効果や自由度の高い対策が取れる自主的取組が後退してしまうことが懸念されます。
法規制
- VOC排出量が多いと推定される6施設類型(注)のうち、一定の排出基準値以上の大規模施設が対象となります。
(注)塗装施設及び塗装後の乾燥・焼付施設、接着剤使用施設における使用後の乾燥・焼付施設、印刷施設における印刷後の乾燥・焼付施設、化学製品製造における乾燥施設、工業用洗浄施設及び洗浄後の乾燥施設、VOCの貯蔵施設。 - 事業者には、(1)排出基準(排出口濃度規制値)の遵守、(2)規制値を達成するための対策実施、(3)年2回の測定、記録の保管、(4)設置・使用・変更についての都道府県知事への届出、が課せられています。
事業者の自主的取組
- VOCを製造または使用する如何なる施設も自主的取組に参加できます。
- 事業者は、(1)業界団体の自主管理計画への参加、(2)自社削減計画の設定、(3)費用対効果のある対策実施、(4)VOC排出量の把握、(5)業界団体と通じ経済産業省への報告(年1回)、を自主的に取組みます。