取扱製品/Product

環境関連

バイオマスプラスチック 事例2

  • 「愛・地球博」会場から回収したバイオマスプラスチック食器具の破損品などから、
    プランターやポットの成形に成功!

    「愛・地球博」の会場に導入した多様なBP製品の多様な再資源化の可能性を示すことを通して、弊社は”環境万博”の趣旨の実証の一翼を担いました。下記は、その開発事例です。

  • リサイクル・プランター(小型)

    会場で使用したBP製クリアカップの成形時端材を原料として成形したプランターです。
    弊社が共同開発したバイオマス・プラスチック製のプランター(バイオマス・プランター)を対象に、バイオインダストリー協会バイオプロセス実用化開発事業R&Dコンソーシアム様が、原料の一部に会場導入BP製ワンウェイ食器(クリアカップ)の成形時に発生した端材などを提供して、リサイクル・プランターの開発を委託され、この度の配合処方・金型設計・成形条件確立に至りました。
    なお、このリサイクル資材はクリアカップ成形時端材を、バイオプロセス実用化開発事業R&Dコンソーシアム様がリペレット化されたものです。
    また、着色剤には、土に返っても安全な酸化鉄顔料(鉄さび)を使用しています。

  • リサイクル資材を使用した「プランター」の成形

    サイズ:310mm(幅)×220mm(奥行)×150mm(高さ)
    開発元:昭和興産株式会社

  • 謝辞:バイオインダストリー協会バイオプロセス実用化開発事業R&Dコンソーシアム様より


    謝辞BPは、一般に伸長粘度(溶融時の粘度)が低く、成形し難い資材と言われています。 既存樹脂で問題なく成形可能な金型でもBPの場合、隅々まで均一に流れにくい・金型離れがし難い等、克服すべき技術課題がありました。ましてや食器具として使用された物品の破損品では資材自体の劣化も考えられ、これ迄「BPのリサイクルは、即ち“バイオリサイクル”(コンポスト化やメタンガス化)」と考えられていました。
    私達は、今回の愛・地球博会場に導入したBP製食器具の成形時に発生した端材や破損品を原料(の一部)とした実用物品への再生は、BPのマテリアル・リサイクル性を実証する最初のケースととらえております。既存樹脂で実現されているマテリアル・リサイクルがBPの場合には課題が山積みだった訳でしたが、実証実験に参加し、これ等を克服して見事に成功に導いた各社に敬意を表する次第です。
    また、BPのマテリアル・リサイクル性実証のため、愛・地球博会場を舞台として、その実現と展示を支援戴いた財団法人2005年日本国際博覧会協会と出店者の各位に感謝致します。


    ※財団法人バイオインダストリー協会ホームページより抜粋